家庭で奥さん家事から洗濯から子供のことから全てを任せているひとがとっても多いと思います。
旦那さんにとっては面倒なことをしなくてもいいので楽だと思っていますよね。
これは実はとんでもない勘違いで、これは実は奥さんに主導権を”渡している”ことになるんですよ。
主導権をとられているのではなくて、自ら自分の権利を差し出しているんです。
これでは小遣いUPの交渉もできません。
会社ではどうでしょうか。
例えばある食品卸会社が大手コンビニチェーンに対して自社の納品額が30%程度としよう。
それが、そのコンビニチェーンから「社長、当社で御社の商品を100%仕入れさせてください。」
その食品卸の社長はどう思うか。
「100%か。これで安定的に供給が出来ればロスも減るし、コストも下げれる。やったー」
と思う場合はとてもリスキーだ。
契約が決まっていざ取引が始まったら、直ぐにでも要求が来るだろう。
大手コンビニ:「いま、1日1回納品してもらってるのを日に3回納品してもらいたいんですよ。そうしたらお客様にいつでも新鮮な商品をお届けできるんです。」
卸業者:「えー、今1日1回でも結構大変なのに、1日3回にしたらトラックは購入しなければいけないし、人も雇わなくてはいけないし・・・。とてもやっていけませんよ。それなら少し値上げしてくださいよ。」
大手コンビニ:「あっそれならいいですよ。他の業者さんに頼みますから。」
これはすこし大げさかもしれませんが近いことはありますよね。見に覚えはありませんか?
ですので、納品先に100%依存してしまうのはとても危険なんです。
あいての要求をののまなけば会社は倒産してしまうでしょう。
人に依存することということはその人に対して自分の権利を渡すと言うことになるんですね。
アメリカの経営戦略の第一人者マイケル・ポーターが提唱している
『ファイブ・フォース・モデル』でもかかれている。
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<<ファイブフォースモデル>>
業界の収益性を決める5つの競争要因から、業界
の構造分析をおこなう手法のことで、マイケル・ポータ
ーの著書『競争の戦略』で広く学会やビジネス界に知
れ渡った。 売り手、買い手、競争業者、新規参入業者
代替品の5つの要因から業界の魅力度を測る。
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もしあなたが誰か又はどこかに依存していることに心当たりがあるなら今すぐにでもやめたほうがいい。
そのメリットよりもデメリットやリスクの方が大きいからだ。